Linux入門 GCPにログオンする(2回目以降)、基本操作

SSH鍵を作るのは最初だけです。
2回目以降は最初に作った鍵を使用してSSHでサーバに接続する事ができます。

1.Tera Termを起動します。
「ホスト(T):」にIPアドレスを入力します。
前回接続していれば、履歴が保存されているため、入力された状態で起動します。
GCPのVMインスタンス画面に表示されている「外部IP」になります。

2.「ユーザ名」はSSH鍵生成の時に入力した「コメント」を入力します。
「パスフレーズ」にはSSH鍵生成の時に入力した「鍵のパスフレーズ」を入力します。
「RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使う」を選択して「秘密鍵」の枠の右側にある「…」をクリックします。

3.「RSA/DSA/ECDSA/ED25519秘密鍵ファイルの選択」が表示されるので、事前に作成・保存した秘密鍵「id_rsa」を選択して、「開く」をクリックします。

4.秘密鍵のファイルが選択されていることを確認して、「OK」をクリックします。

5.正常に接続できると、[ユーザ名@ホスト名 ~]$という文字列が表示されます。

表示されるメッセージの意味について
「Last login: Tue Sep 1 10:39:41 2020」
・・・前回のログオンに日時が表示されます。
表示されている日時に自分がログオンしていないようであれば、アカウントを乗っ取られた可能性があります。
「from 217.178.16.146」
・・・接続元パソコンのIPアドレスが表示されます。
[chatora@wordpress ~]$
・・・”@”の左側はユーザ名、”@”の右側はホスト名を表しています。
“~(チルダ)”は、ホームディレクトリにいる事を表しています。
“$(ドルマーク)”はユーザー権限でログインしている事を表しています。
管理者権限でログオンしているばあいは”#(シャープ)”で表示されます。

6.現在、どのディレクトリにいるか確認するコマンドは「pwd(ピーダブリューディー)」です。
作業をするなかで、どのディレクトリで作業しているか分からなくなった場合に使います。
「pwd」と入力してからEnterキーを押します。
コマンドを入力した後に、Enterキーを押すと入力したコマンドが実行されます。

7.テキストファイルを表示するコマンドは「cat(キャット)」コマンドです。
Linuxでは基本的に設定はすべてテキストファイルです。
そのため、頻繁に利用するコマンドになります。
今回はCentOSのバージョン情報が表示されているファイル「/etc/redhat-release」を表示してみます。
ここでは、「cat /etc/red」まで入力した後に、tabキーを1回押してください。

8.そうすると、入力が補完されて、「cat /etc/redhat-release」と入力されたと思います。
Enterキーを押すとコマンドが実行され、CentOSのバージョン情報が表示されます。

9.今度は「cat /etc/re」と入力してからtabキーを押します。
すると、今度はなにも表示されないはずです。
もう1回tabキーを押すと、「redhat-release」と「resolv.conf」が表示されます。
しかし、コマンドの入力は補完されていません。

これは、「/etc/re」に該当するファイルが2つあるということを表しています。
コマンドの入力補完されるのは、1つのファイルに限定される場合です。
2つ以上ファイルがある場合は、候補が表示されるだけで入力は補完されません。

10.「cat /etc/red」まで入力してからtabキーを押します。
すると、今度はコマンド入力が補完されました。
Enterキーを押すと、再度CentOSのバージョン情報が表示されます。


11.ログアウトするには、「exit」と入力してからエンターを入力します。
SSHが切断され、Tera Termが終了します。
今後は、ログオン及びログオンの方法については説明しません。
必要な場合はこのページで確認お願いします。

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